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【食品添加物】日本と海外を比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

食品添加物は食べ物の色味をよく見せたり、長く保存ができるようにしたりと、さまざまな理由で用いられています。

厚生労働省が認めた摂取量内であっても、それが科学的に合成されたものであれば、量にかかわらず「体にとってやさしいものかどうか」は気になるポイントですよね。

そもそも日本ではどれほどの添加物が認められているのでしょう。海外の事情と比較してご紹介します。

 

食品添加物とは?

添加物

食品添加物は厚生労働省の定めによると、「保存料や甘味料、着色料や香料など、製品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの」と記載されています。(参考:厚生労働省|食品添加物

加工や保存において添加されることで、長くおいしく食べられるようしたり、旨味がしっかりと感じられたりとさまざまな利点があります。

今日の豊かな食生活を形作ってきました。

ただし、科学的に合成された食品添加物も多く使用されているのが現状です。

これらは食歴史にはない新しく作られた添加物ということで、厚生労働省による厳正な調査を経て「人の健康を損なわない」と認められたものだけが流通しています。

 

食品添加物のデメリットとは?ダイエットの大敵って本当?

食品添加物の種類は大きく分けて4つ

食品添加物って日々どれだけ食べてるの?日本と海外の状況を比較したい!

食品添加物の種類は大きく分けて、以下の4つに分類されます。

 

  1. 「指定添加物」:ソルビン酸やキシリトールに代表されるように、安全性を評価した上で厚生労働大臣が指定したもの
  2. 「既存添加物」:日本ですでに使用され長い食経験があるものの、例外的に指定を受けることなく使用・販売が認められたクチナシ色素や柿タンニンなど
  3. 「天然香料」:バニラ香料やカニ香料など動植物から得られる天然の物質
  4. 「一般飲食物添加物」:イチゴジュースや寒天など一般的に飲食に供されているもので添加物として使用される

 

令和元年6月6日現在では、以下の品目数がそれぞれ認定されています。

  • 指定添加物:463品目
  • 既存添加物:365品目
  • 天然香料:約600品目
  • 一般飲食物添加物:約100品目、

 

(参考:厚生労働省|食品添加物に関する規制の概要

 

食品添加物の認可数は日本と海外で比較可能?

食品添加物って日々どれだけ食べてるの?日本と海外の状況を比較したい!

海外と日本の食品添加物についての比較は、単純に品目数だけで考えることは難しいのが現状です。

というのも長年の食生活や制度の違いによって、添加物の定義や対象食品の範囲、さらには使用可能な量なども異なっているからです。

なお、品目だけで比較してみると、日本の食品添加物は828品目(指定添加物・既存添加物のみ)に対し、アメリカだと1,612品目となり、日本のほうがグッと少なく感じます。

ただし、1,612品目の中には果汁やお茶など日本ではカウントされない品目が含まれていたり、日本では1品目となるものがアメリカでは物質ごとに指定され計数十品目となるものがあったりと、国によって基準がさまざまです。

一概にどちらの国が多い/少ないと言いにくいのが現状です。

(参考:厚生労働省|添加物規制に関する国際比較

 

無添加出雲そば本田屋

日本と海外の表示義務のちがいは?

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

世界には国連食糧農業機関と世界保健機関によって1963年に設立された「コーデックス委員会」という機関があり、消費者の健康保護と食品貿易の確保に努めています。

2023年5月時点では、188加盟国とEU連合が加盟しており、日本も1988年に加盟しています。

食品添加物の表示義務については、日本・アメリカ・ヨーロッパ(EU)で以下のような違いが見られます。

 

添加物表示

日本

アメリカ

ヨーロッパ

表示方法

原則、物質名で表示

一般名で表示

名称及びE番号(E+INS番 号。EUで認可された食品添加物を示すコードナンバー)で表示

一括名

一部の添加物は、物質名に代えて一括名のみの表示とすることが可能(14種類)

例:レシチン、グリセリン脂肪酸 エステル → 乳化剤

一部の添加物は、物質名に代えて一括名のみの表示とすることが可能(香料等)

一部の添加物は、具体名に代えて一括名のみの表示とすることが可能(香料等)

用途名

8種の用途で用いるものは用途名を併記

5種の用途で用いるものは用途名を併記可能

24種の用途で用いるものは用途名を併記

栄養強化目的

表示免除(一部の食品を除)

添加物ではなく原材料として分類

添加物ではなく原材料として分類

(引用・参考:消費庁|諸外国との表示制度の比較 令和5年11月

 

国によって「ビタミンやアミノ酸は添加物に含まない」など、食品添加物の範囲も異なるため、表示義務についてもどの国が厳しい/ゆるいとは言いにくいです。

また、一括名の表示はどの国でも可能であるため、使われているすべての添加物を知ることはむずかしいでしょう。

 

日本の食品添加物の使用基準や摂取状況をチェック!

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

続いて、ここでは日本に絞って、食品添加物の使用基準や摂取状況についてご紹介します。

 

食品添加物の使用基準

東京都保健医療局の「食品衛生の窓」では、食品添加物の使用基準を以下のようにまとめています。

 

“指定された食品添加物は、安全性試験や有効性評価の結果に基づいて、必要に応じて使用基準が定められています
使用基準を定める場合は、まず、実験動物等を用いてある物質を何段階かの異なる投与量で毒性試験を行い、有害な影響が観察されなかった最大の投与量である無毒性量(NOAEL:No Observed Adverse Effect Level)を求めます。NOAELを安全係数(動物における無毒性量に対してさらに安全性を考慮するために用いる係数)で割って、人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康への影響がないと推定される1日あたりの摂取量(一日摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake))が求められます。
このADIを基に、日本人の各食品の摂取量などを考慮した上で、使用対象食品や最大使用量などが決められます。
従って、使用基準の上限量を使用したとしても、ADIを十分下回る量しか摂取しないようになっているのです。
実際に使用される添加物の量は基準値より少ない場合が多く、その食品を食べ続けたとしても、安全性には問題はありません。(引用:東京都保健医療局|食品添加物の使用基準と成分規格

 

生涯摂取し続けても健康被害がないと推測される1日あたりの量を出し、1日あたりの摂取許容量から日本人の各食品の摂取量を考慮した上で決定されています。

そのため、安全性には問題ないと言われていますが、これらの使用基準は「単体管理」であり、添加物Aと添加物Bを一緒に摂取した場合の「複合的管理」はされていないことを頭に入れておく必要があります。(参考書籍:0から分かる!食品添加物入門)

食品添加物の規定については、1955年に西日本を中心に起こった「砒素ミルク事件」から大幅な添加物の行政改革が行われました。

砒素ミルク事件とは、森永乳業製の粉ミルクを飲んだ乳幼児がヒ素中毒に陥り、死者も出てしまった事件です。

全国の工場で酸化の進んだ乳製品の安定剤として「リン酸水素ナトリウム」を粉ミルクに添加し、規格外の安価な試薬によって安全性を調べていたことから起こりました。

 

食品添加物の摂取状況

食品添加物については使用基準を設けるだけでなく、日本人が1日のうちに摂取する量について調査が行われています。

これらは、スーパーなど市販で販売されている食品を購入し、そのなかに含まれている食品添加物の量を分析。

国民栄養調査に基づき、満足して食べられる量を乗じて摂取量を求めるマーケットバスケット方式を採用し調査されています。

年度によって、保存料や着色料、甘味料などの項目が変わり、最新の令和3年度は酸化防止剤と防カビ剤などが調査されました。

いずれも対ADIの数値には達することはなく、比率が多いものでも発色剤の硝酸塩で8.7%、比率が少ないものは防カビ剤のアゾキシストロビンの0.0002%という結果です。

(参考:厚生労働省|令和3年度マーケットバスケット方式による酸化防止剤、防かび剤等の摂取量調査の結果について

 

日本で認可された添加物が海外では使用禁止!?

ダメ

海外で使用を禁止されている添加物を紹介します。

(以下参考:JFIA|海外食品添加物規制早見表

 

クチナシ赤色

着色料については、日本で使用可能だけど海外では使用が禁止されているものがあります。

ここでは、使用NGの国が多い代表的な着色料をご紹介します。

和菓子やアイス、加工肉やケチャップなどの調味料にも使用されているクチナシ赤色は天然色素ですが、アメリカ・EU・中国・台湾・シンガポール・タイ・ベトナム・オーストラリアなどで使用が禁止されています。

クチナシに対するアレルギー反応を引き起こす恐れや、過剰摂取による頭痛や吐き気などの症状を引き起こす恐れがあるため、特に小さな子どもには注意が必要です。

また、動物実験ではがんを引き起こす可能性があることが分かっています。

 

トランス脂肪酸

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

ショートニングやマーガリンを使用したパンや菓子に含まれる「トランス脂肪酸」は、WHOによって心筋梗塞や脳卒中、肥満などと関連することが明らかになっています。

さらに、認知症などのリスクが高まるとして、アメリカをはじめ台湾やカナダ、イギリス、スイスなどで禁止または使用制限がかかっています。

2018年にはアメリカで添加を禁止、2021年にはEUでトランス脂肪酸の上限値を施行しました。

また、シンガポール・中国・韓国・台湾などでは、トランス脂肪酸濃度の表示を義務付けを行っているなど、トランス脂肪酸への対応が行われている印象です。

アメリカやEUに比べて、和食が国民食として親しまれている日本では、トランス脂肪酸の摂取量が少ないことから、対応が後回しになっていることも使用制限などのない原因と言われています。

日本国内では未だ海外のように使用制限などないトランス脂肪酸ですが、食品会社の明治のように摂取の低減に向けて独自に動いている企業もあります。

“明治では、トランス脂肪酸の原因となる「部分水素添加油脂を使わない」商品づくりで マーガリン製品のトランス脂肪酸量の低減に取り組んでいます。(引用:株式会社明治|明治のトランス脂肪酸料の低減への取り組み

食文化の違いはあれど食の欧米化が進む現代では、注意したい食品添加物です。

 

たんぱく加水分解物

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

インスタントラーメンや加工肉、鍋の素や醤油などに含まれている、たんぱく加水分解物は肉・魚・大豆・小麦などのたんぱく質を分解して得たアミノ酸を中心とした化学調味料です。

日本では規制のないたんぱく加水分解物ですが、EU・アメリカ・オーストラリア・カナダ・中国でも規制がかけられている添加物です。

加水分解には主に2つの方法があり、微生物を培養して作られた酵素で分解する方法と強い塩酸を使用した分解方法があります。

強い塩酸を使用した分解方法では発がん性が懸念されています。

また、牛肉が原料の場合、アミノ酸を得るタイミングでたんぱく質から多糖類や脂肪などの成分も分解され、このタイミングで一緒に生成された化学物質に発がん性の危険性があると言われています。

しかし、たんぱく加水分解物を作る際に使用された原料については、記載のルールがないため不透明な部分も多いのが現状です。

 

食品添加物って危険なの?控えたい添加物ランキング

 

海外と日本の食品添加物の規制の違いに対する反応

【食品添加物】日本と海外の比較したい!禁止されている添加物が使われているってホント?

続いて、海外と日本の食品添加物の規制の違いに対する日本の反応をご紹介します。

 

マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているため、アメリカでは使用禁止、EUでは上限値を設定しています。

 

日本では使用量についても規制がなく、当たり前のように食べられているため、食の怖さを感じる方もいるでしょう。

 

海外では国民的な日本のおかしに注意書きで以下のように記載されています。

 

“Fried Potatoes Contain Acrylamide, A Chemical Known to Cancer, Birth Defects, Or Other Reproductive Harm. 
訳:フライドポテトには、がん、先天性欠損症、またはその他の生殖障害の原因となる化学物質であるアクリルアミドが含まれています”

 

当たり前のように食べているものが、病気を引き起こすものだと知ると、生活を改める必要がありそうですね。

 

(参考:Mama Oasis |体は食べたものでできている

食品添加物の少ない食品を取り入れる方法

食品添加物って日々どれだけ食べてるの?日本と海外の状況を比較したい!

日本国内外限らず、体内に入れる添加物はできるだけ減らしたいところ。

そこでここでは、添加物の少ない食品を選ぶ方法をご紹介します。

 

原材料のスラッシュ以降が少ない食品を選ぶ

食品の原材料名を見て、スラッシュ(/)以降の表示が少ない食品は一般的に添加物が少ないとされています。

スラッシュルールとは、原材料と添加物を区別する方法であり、原材料名の「/」以降が添加物です。(例:食用植物油脂、バター、食用精製加工油脂、食塩/カゼインNa、乳化剤、酸化防止剤)

これらの食品表示法は2015年に改正され、2020年に完全施行されています。

スラッシュルールのほかにも、原材料欄と添加物欄で区別するなど、消費者がひと目で分かるような表示も可能ですが、ほとんどの企業でスラッシュルールが採用されています。

しかし、これらの表示法の改正で添加物が分かりやすくなった反面、原材料とも添加物とも取れるものは、原材料と表示して添加物の配合を少なく見せることが可能となったのも事実です。

そのため、表示の意味を理解して購入することも大切です。

 

無添加食品をお取り寄せする

一般的なスーパーでは無添加素材が増えてきていますが、「完全無添加」である素材はまだまだ少ない印象です。

「保存料無添加」や「化学調味料無添加」などは、それ以外の添加物が使用されていることも多いため注意しましょう。

スーパーで手に入らない無添加食材は、ぜひお取り寄せをして食卓に取り入れてみてください。

お取り寄せであれば自宅まで届くため「まとめ買いしたい」「重くて買い物の負担が大きい」という方もチェックしてみましょう。

無添加のお取り寄せグルメを紹介!グルテンフリーやオーガニックもチェック

できるだけ手作りする

手作りも添加物を減らせる方法のひとつであり、自宅で食べる分には保存料も不要です。

クッキーなどの焼き菓子やパンなども手作りすることで、一気に添加物が減るでしょう。

しかし、添加物が含まれているものより日持ちしないため、いつもより早めに食べ切るよう注意してください。

また、主食であるそばやうどんなどの麺類も自宅で打てば完全無添加で作れますよ。

本格そばの打ち方は、以下の記事で詳しく紹介しているためぜひチェックしてみてください。

 

そば打ち初心者でもわかる!手順を理解すればそば通の仲間入り。《そば打ち編》

無添加そばなら本田屋におまかせ!

出雲そば本田屋

「そば打ちまでは出来ない!」という方は、無添加そばをお取り寄せしてみませんか?

出雲で創業し、百年余の知識と経験を持つ「本田屋」では、保存料や食品添加物無添加の出雲そばを製造・販売しています。

完全無添加であるため、最後のそば湯まで安心してお召し上がり頂けます。

本田屋では、以下のようなバラエティに富んだ出雲そばを展開しています。

  • 三割〜十割そば
  • 利便性を叶えた「干しそば」や風味豊かな「生そば」
  • 国産や島根県産そば粉や小麦粉を使用した出雲そば
  • 大切な方へのギフトにおすすめの出雲そばセット

ライフスタイルに合わせてお選びください。

そばつゆは、お好みの「だし」と醤油にみりんと砂糖を加えた「かえし」をブレンドすることで自宅でもかんたんに作れます。

以下の記事では、そばつゆの作り方を解説しています。無添加そばを自家製そばつゆで堪能してみて下さい!

 

手作りすれば格別のおいしさ!本格的なそばつゆの作り方

添加物の少ない食品を選んで食べよう

食べたもので体は作られ、さまざまな部位を動かすエネルギーにもなります。

だからこそ、できるだけ添加物の少ない食品を食べ“体にやさしく”を心がけたいところ。

食品添加物は食品パッケージの成分表に記載することが義務付けられています。

購入時には何が添加されているのか必ずチェックするようにし、より健康的な食生活を実現しましょう。

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